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2014年3月9日(日)

女性の地位向上を

国際女性デー 東京で集会

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 「つながろう女性たち ジェンダー平等へ」を合言葉にした国際女性デー中央大会が8日、東京都内で開かれました。安倍政権の暴走を許さない女性の運動を持ち寄って600人が参加。集会後、「憲法9条まもろう」「貧困から子どもを守ろう」とコールしながら、池袋の街を花を持ってパレードしました。


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(写真)パレードする国際女性デー中央大会の参加者=8日、東京都豊島区

 主催者を代表して柴田真佐子実行委員長(日本婦人団体連合会会長)が開会あいさつ。日本の女性のジェンダー格差指数が136カ国中105位と低いことに触れながら、「今日が女性のたたかいのスタートです。女性の地位向上とともに、憲法を守りぬき、原発ゼロの日本を私たちの手でつくりあげていきましょう」と呼びかけました。

 暮らし、働く女性の権利、子どもと教育、平和など各分野でたたかう女性たちが次々と登壇し、力強く報告しました。

 日本共産党の田村智子参院議員が来賓あいさつし、「女性デーを1日とせず365日心にともしつづけ、安倍政権の暴走にストップをかけ希望ある政治をつくっていきましょう」と語りました。

 シンガポール紙記者の符祝慧(フーチュウウェイ)さんが講演しました。

 東京都立川市で建築業を営む女性(35)は消費税増税反対を訴えたいと参加しました。「今でも税金を払うためにパートに出ています。出産など考えられない。何としても中止させたい」と元気よく歩きました。

国連総長 世界にメッセージ

 国連の潘基文(パンギムン)事務総長は8日の「国際女性デー」にあたり、ニューヨークで「女性にとっての平等は、すべての人にとっての前進となる」とのべ、「ともに力を合わせよう」と訴えるメッセージを発表しました。

 事務総長は、男女平等が経済や社会保障など多くの面で前進を生み出した例を示しながらも、女性の社会参加・社会進出のペースについては「不十分かつ不均等」だと指摘。「人権と平等の実現は夢ではなく、各国政府、国連、そして一人ひとりの人間の義務である」として、取り組みの強化を求めました。

 国際女性デー 女性に対する差別撤廃と平等な社会参加に向けて行動する日です。国連は1977年に国際女性デーを「国連デー」として総会で決議しました。

 もともとは、20世紀初頭にアメリカの女性たちがパンと参政権を求めて起こした行動が発端。日本で初めておこなわれたのは、女性が無権利な状態におかれていた1923年。女性の解放を求めて、たたかう女性らが開いた講演会でした。


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