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2014年3月8日(土)

ロシア編入を決議

クリミア議会 16日に住民投票

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 【パリ=浅田信幸】ウクライナ南部クリミア自治共和国(人口200万人)の議会は6日、全会一致でクリミアのロシアへの編入を求め、今月16日に住民投票を実施することを決議しました。


 議会決議は、「ロシアに編入」することを決定し、プーチン大統領に「手続きを開始する」よう求めました。住民投票では「クリミアがロシアと再統合するか」「ウクライナの一部としてのクリミアを保持するか」を問うとしています。

 これに対し、ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は、住民投票を「不法かつ不必要であり、ウクライナ国民の意思に反する」と非難。クリミア議会を解散させる手続きを開始する意向を明らかにしました。

 欧米も直ちに住民投票を「不法、不当」と非難し、ロシアに対する制裁を強化する構えを表明しました。

 キャメロン英首相は「情勢は非常に不安定であり、ちょっとした計算違いが統制不能な悪循環となりかねない」と指摘。第2次世界大戦前の情勢を引き合いに出し、「国民が踏みつけられ、独立が踏み破られる時に目をふさげば、はるかに重大な問題を長期にわたって抱え込むことになる」と警告しました。


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