「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年2月15日(土)

ずっと派遣労働可能に

衆院予算委 高橋議員が法改悪を批判

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する高橋ちづ子議員=14日、衆院予算委

 日本共産党の高橋ちづ子議員は14日の衆院予算委員会で、今国会で狙われている労働者派遣法の改悪について、臨時的・一時的な業務に限定した派遣労働の原則を転換するものだと追及し、「派遣が例外ではなく、あたりまえの働き方になる改悪はするべきでない」と主張しました。

 高橋氏は、今回の改悪案では個人の派遣期間は3年に制限するものの、(1)派遣労働者を代えればずっと派遣可能(2)同じ労働者でも部署が若干違えば派遣可能(3)派遣会社に無期雇用される場合は期間制限なし―だと指摘し、「臨時・一時的な原則が変わるのではないか」と追及。田村憲久厚労相が、派遣継続には「労働組合の意見聴取が必要」と釈明したのに対し、高橋氏は「労働組合が反対してもできる仕組みだ」と批判しました。

 高橋氏は、いすゞ自動車や日産自動車で「派遣切り」された労働者が「家族みんなの生活が破壊された」と訴えていることを紹介。派遣切り以降で雇用者は21万人減っても非正規雇用は2000年比で541万人増えていることを示し、「派遣と期間工など非正規の中を行ったり来たりしているのが実態だ」「『企業が利益を上げれば賃上げにもつながり、好循環』という掛け声はうたい文句にすぎない」と批判しました。

 菅義偉官房長官が「雇用の安定を促進する」と釈明したのに対し、高橋氏は「派遣は派遣のままになるのが今回の見直しだ」と述べました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって