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2014年2月12日(水)

在日米軍 05〜13年 性犯罪 3分の2留置せず

日本人女性も被害

米通信社が記録を入手

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 米軍準機関紙「星条旗」(電子版)などによると、米AP通信社はこのほど、2005年から13年にかけて在日米軍が引き起こした性犯罪の記録を米情報自由法(FОIA)に基づいて入手しました。それによると、処罰を受けた244人の米兵のうち3分の2は留置されず、罰金や降格、除隊、さらに文書による注意といった甘い処分で済まされていることが分かりました。

 米軍内では女性兵士などに対する性犯罪が急増しており、これまで公表された資料でも在日米軍基地での発生率が米本土より高いことが示されていました。今回、公開された記録で、その詳細な実態が初めて明らかになりました。

 AP通信は、米4軍から得た記録約1000件のうち米海軍犯罪調査局(NCIS)が公開した約600件のファイル(計約1300ページ)を同社ウェブサイトで公表しました。

 被害者と加害者の氏名は伏せられており、特定はできませんが、被害者の大部分は女性兵士と見られます。日本人女性が被害に遭ったと明記しているものや、日本の地元警察が捜査を行った事件も複数ありました。

 事件が発生した基地や加害米兵の所属基地をみると、三沢(青森県)、横田(東京都)、横須賀(神奈川県)、厚木(同)、池子(同)、キャンプ富士(静岡県)、岩国(山口県)、佐世保(長崎県)、嘉手納(沖縄県)、キャンプ瑞慶覧(同)、さらに米原子力空母ジョージ・ワシントン艦内など、米海軍・海兵隊のほぼすべての主要基地で発生しています。

 ただ、性犯罪は米国でも親告罪であるため、ここに記録されている事件は氷山の一角でしかありません。


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