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2014年2月10日(月)

たばこ販売中止へ

全米7600店を展開の薬局大手

大統領も歓迎

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 【ワシントン=島田峰隆】米薬局チェーン大手CVSケアマークがこのほど、全米7600店以上の店舗で10月1日までにたばこの販売をやめると発表しました。米国の薬局チェーン店としては初めての試みで、オバマ大統領も歓迎の声明を出すなど話題になっています。


 CVSのラリー・メルロ最高経営責任者(CEO)は5日、販売中止を決めた理由について「たばこによって悪化する高血圧や糖尿病の患者を支援する一方でたばこを売り続けることは、もはやできない」「健康管理の企業として将来どうなりたいか考えれば、販売停止は正しい行為だ」と語りました。

 たばこの販売中止による年間売上高の損失は約20億ドル(約2040億円)といいます。

 オバマ大統領は5日の声明で「力強い実例だ」「たばこ関連の死やがん、心臓病、そして医療費を減らすという政権の取り組みを後押しするものだ」と述べました。アメリカがん協会は「健康増進のビジネスをしているのならたばこ販売は偽善的だ」と中止決定は当然だとしています。

 喫煙の危険性について認識が強まるなか、米国の自治体には、医薬品を販売する店舗が同時にたばこを販売することを禁止する法律をつくる動きが広がっています。CVSの決定が今後どう影響するか注目されています。


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