2014年1月27日(月)
米無人偵察機、三沢へ
グアムから初の日本配備
米空軍は、グアムに配備している無人偵察機グローバルホーク2機を5月ごろから10月ごろまで、三沢基地(青森県三沢市)に展開させると外務省へ26日までに通告しました。通告を受け、防衛省東北防衛局が関係自治体に連絡しました。日本への配備は初めてです。
グローバルホークは約1万8000メートルの高々度を飛行でき、航続距離は約1万6100キロ。米空軍はグアムに3機を配備し、北朝鮮や中国の軍事活動などの監視を行っています。
東北防衛局の関係自治体への説明によると、三沢基地への展開は、夏前から秋にかけてグアムでのグローバルホークの運用が台風などにより制約を受けるため。三沢基地には同機とともに遠隔操作要員や整備士ら約40人を派遣。週2回程度の運用になるとしています。
グローバルホークの日本展開については昨年10月の日米外交・軍事担当閣僚会合(2プラス2)の共同発表で、今年春からローテーション(交代)配備を開始することで合意していました。
グローバルホーク 正式名称はRQ4グローバルホーク。全長14.5メートル、翼幅39.8メートル。諜報・監視・偵察(ISR)活動が任務です。アフガニスタンやイラクでの実戦にも投入されています。