2014年1月18日(土)
阪神・淡路大震災19年
復興終わっていない
被災各地で追悼
6434人の犠牲者を出した阪神・淡路大震災から丸19年となった17日、被災地では早朝から追悼の催しが無数に行われ、住民は犠牲者に哀悼の意をささげました。
激震が起きた午前5時46分。神戸市内を一望する中央区・諏訪山公園で開かれた早朝追悼式(実行委員会主催)に訪れた100人が黙とう。読経に合わせて順番に「神戸・希望の鐘」をつき、手を合わせました。
中央区の女性(66)は「震災を昨日のことのように思い出します。両親が即死した高校生のお嬢さんの、ボーっとした表情が忘れられません。いまどうしているか…」と語ります。
別の女性(73)は「経営していた2軒の店のお客さんが17人亡くなりました。震災で大きな負債を抱えたけど、みんなに支えてもらって、今があります」と話していました。
日本共産党の穀田恵二衆院議員が「復興は終わっていません。東日本の人たちとも連帯し、頑張りたい」とあいさつしました。
救援復興兵庫県民会議は午後、メモリアル集会を同区で開催。被災者の苦しみが続く阪神・淡路と、原発事故に遭った福島から、深刻な現状が報告され、参加者は連帯してたたかおうと誓い合いました。