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2013年12月16日(月)

税制特例延長やめて

クリーニング溶剤で 高橋議員質問主意書

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(写真)高橋ちづ子議員

 安倍内閣は3日、温室効果ガスであるHFC365mfcを含むドライクリーニング溶剤(ソルカン溶剤)の使用を促すことにつながる税制特例措置に関する問題で政府答弁書を閣議決定しました。日本共産党の高橋ちづ子衆院議員の質問主意書への答弁です。

 厚生労働省は、2014年度税制改正要望で、ソルカン溶剤を使用するドライクリーニング機の購入を促進する特例措置の延長を求めていますが、環境団体などから撤回を求める声が上がっています。

 HFC365mfcは、地球温暖化係数がCO2の794倍(100年値)にもなる温室効果ガスですが、政府は使用実態や排出量の調査すら行っていません。

 高橋氏は、早急な調査の実施を要求。答弁書は、「これまで調査していなかった」と認めたうえで、国連気候変動枠組み条約のもとでの温室効果ガス排出量の国別報告において、HFC365mfcが新たに対象となるため、「製造及び使用の実態を調査しつつ、排出量を把握する」と回答しました。

 主意書は、「使用・排出の実態すら把握をせずに、特例措置によって使用を促進することは、温室効果ガス削減を進める国際社会の努力に逆行する」と指摘。特例措置の延長はすべきでないと主張。答弁書は、「検討中」として延長するかしないか回答を避けました。


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