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2013年12月8日(日)

米ファストフード労働者 一斉に

最低賃金倍増求めスト

“労組結成権も認めて”

100都市

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 【ニューヨーク=島田峰隆】米国各地で5日、ファストフード店で働く労働者たちが最低賃金の引き上げと労働組合結成の権利を求めて一斉にストライキや集会を行いました。行動を呼び掛けたファストフード労働者支援組織やサービス業国際労組(SEIU)によると、全国100余りの都市で取り組まれました。


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(写真)最低賃金の引き上げと労働組合の結成権を求めて、ファストフード労働者の集会に集まった人たち=5日、ニューヨーク(島田峰隆撮影)

 このうち、ニューヨークでは夕方からの集会に数百人が集まり、市内をデモ行進しました。同市でのファストフード労働者による大規模なストライキは昨年11月以来、5回目。参加者は現在時給7・25ドル(約738円)の最低賃金を倍の15ドルへ引き上げることを求めました。

 集会には、ファストフード店で働く労働者に加えて、小売業店舗や空港などで短期雇用契約を結んで働く人、教員の権利拡充を求める団体や労組、移民労働者の支援組織など、さまざまな人たちが連帯して参加しました。

 集会では参加者らが次々と発言。「シングルマザーで子ども4人。賃金は時給8ドルで、とても生きていけない」「経営者は莫大(ばくだい)な報酬を得ている。この最低賃金で働かされ、労働組合も認められない状態では、労働者は貧しくなるばかりだ」などと訴えました。

 市内の大手ファストフード・チェーン店「バーガーキング」で働くエニド・ルゴさん(51)は初めて集会に参加。「週に28時間働いているが時給は7・25ドル。この収入では生活できず、他の仕事をしなければならない。多くの人が自分と同じ要求を持っていることが分かり、励まされた」と話していました。


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