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2013年12月7日(土)

マンデラ元大統領死去

南ア人種隔離を撤廃

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 南アフリカ共和国でアパルトヘイト(人種隔離)撤廃の運動を指導したネルソン・マンデラ元大統領が5日夜、ヨハネスブルクの自宅で死去しました。95歳でした。

 同氏は、1918年、英支配下の南ア生まれ。60年に黒人解放組織「アフリカ民族会議」(ANC)の非合法化を受け、64年に終身刑を宣告され、27年間、獄中から黒人解放を訴え続けました。

 反アパルトヘイトのたたかいが進展する中90年に釈放され、デクラーク大統領の白人政権との対話で、同年までにアパルトヘイト法すべてを撤廃させ、93年に同大統領とともにノーベル平和賞を受賞。

 94年4月の全人種参加選挙を経て、黒人初の大統領に就任。白人・黒人との対立や格差の是正、経済不況からの回復のために尽力しました。

 マンデラ氏は、釈放直後の90年と91年、95年の3回、日本を訪問しました。

志位委員長が弔電

 日本共産党の志位和夫委員長は6日、南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の死去にあたり、以下の弔電をジェイコブ・ズマ大統領に送りました。

 南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ元大統領の死去の報に接し、ご遺族と南アフリカのすべての国民に深い哀悼の意を表します。マンデラ元大統領はANC(アフリカ民族会議)の指導者として生涯を白人政権によるアパルトヘイト(人種隔離)の撤廃にささげ、27年間獄中で不屈にたたかったのち、黒人初の大統領として人種・民族間の和解の国づくりをすすめました。その活動は、南アフリカだけでなく、民主主義、平等、人権をもとめる世界の人々を激励しました。南アフリカのみなさんがマンデラ元大統領の遺志をついで南アフリカの社会発展をいっそう前進させるよう心から願うものです。


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