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2013年12月5日(木)

「米国 世界の地位は低下」53%

米世論調査・10年前比

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 【ワシントン=島田峰隆】米国民を対象にした世論調査で、回答者の53%が「世界の指導者としての米国の役割の重要性と力が10年前と比べて低下している」と答えました。この設問で過半数が「低下している」と答えたのは1974年以降の調査で初めて。米調査機関ピュー・リサーチ・センターが3日に発表しました。

 調査は「世界における米国の地位」という題名で、ほぼ4年ごとに実施。「10年前と比べて低下」と答えた人は2004年に20%、09年に41%と、調査のたびに増えています。

 一方、「増加している」と答えた人は今回17%で、1974年以来最低となりました。

 また「米国は国際的には他国に干渉せず、他国に一番良い形でやらせれば良い」という意見に「同意する」とした人は52%で、「同意しない」(38%)を上回りました。この設問で「同意する」と答えた人は、イラク戦争開始前年の2002年調査(30%)からほぼ毎回増え続けており、今回は1964年以来、最も高い数字になりました。

 ピュー・リサーチ・センターは、この傾向について「イラクとアフガニスタンに対する十数年にわたる軍事作戦の介入疲れも一役買っている」と分析しています。

 調査は10月30日から11月6日にかけて、成人2003人を対象に行われました。


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