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2013年12月1日(日)

秘密保護法案でテレビ討論

政府・与党に批判集中

小池参院議員が出演

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 日本共産党の小池晃参院議員は、30日のテレビ朝日系の番組「朝まで生テレビ」に出演し、秘密保護法案について各党代表者、ジャーナリスト、有識者らと議論を交わしました。法案の必要性、内容、審議手続きなど政府・与党への批判が相次ぎました。

 小池氏は、秘密保護法案について各省の意見をヒアリングした文書が墨塗りだらけでしか情報公開されていないことを指摘。「秘密保護法をつくる過程すら秘密となっている。すでに秘密だらけの国で秘密保護法なんてつくったら、今の秘密体質をもっと強めることになる」と批判しました。

 自民党の中谷元・衆院議員は「文書を公開するルールにあっていないから出していないだけ」との弁明に終始。小池氏は「機密漏えいで立件されたのは過去15年間で5件で実刑は1件のみ。新たな法律など必要ない」と立法事実すらないことを強調しました。

 法案について小池氏は、政府が恣意(しい)的に秘密指定できる仕組みとなっていることを指摘。第三者による秘密指定のチェックも働かずに、永遠に秘密とされ、勝手に廃棄・処分されかねないことをあげつつ、「米公文書館から日米密約の存在が明らかになっても、日本政府は認めない。こういう政府に秘密保護法を語る資格はない」と批判しました。

 法案がスパイ、テロ防止活動などまで秘密指定することについて、「警察の国民監視体制が強化される」との懸念の声が出ました。小池氏は「共謀、教唆、扇動まで処罰の対象とすれば、内心にまで踏み込まなければ捜査できないことになる。警察の捜査権限がどんどん拡大していく」と批判しました。

 秘密保護法案の作成・審議の拙速さに対する非難も続出。中谷氏は「公明党との議論で心配している部分(の穴)がふさがった。野党とも中身を議論して共同修正案ができた」と述べ、密室の「修正」協議を正当化して国会審議軽視の姿勢を際立たせました。小池氏は「反対世論が急速に広がり、野党の中では、法案への賛否の違いはあっても、徹底審議をすべきだという点では一致している。政府と与党はこうした声をきちんと受け止めるべきだ」と述べました。


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