2013年11月24日(日)
タクシー適正化成立
辰巳氏 労働実態告発し賛成
![]() (写真)質問する辰巳孝太郎議員=19日、参院国交委 |
タクシー適正化・活性化法改正案が20日の参院本会議で、日本共産党など賛成多数で可決、成立しました。
日本共産党の辰巳孝太郎参院議員は19日の国土交通委員会で、タクシー事業の規制緩和で供給過剰となり、運転手の長時間・低賃金労働がまん延する実態を告発。供給削減の命令措置の対象となる「特定地域」の指定など実効ある改正法の運用を求めました。
辰巳氏は、大阪で、初乗りが特に安い「下限割れ運賃」や、5000円以上の料金を半額にする極端な遠距離割引を認めた結果、運転手が長時間労働を強いられ、業界全体の労働条件と安全性を引き下げていると指摘。改善を要求しました。
法案提出者の三日月大造衆院議員(民主)は「法改正により下限割れ運賃を変更命令の対象とし是正する。長距離の過度な割引が運転者の無理を生じさせ安全性を損なうという悪循環は断ち切るべきだ。運賃ダンピングの厳格な審査を徹底する」と答えました。