2013年11月21日(木)
助成の線引きを批判
衆院委 難病患者医療費見直し
高橋議員
|
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は13日の厚生労働委員会で、厚労省が進める難病の医療費助成制度の見直し案について、助成を必要とする患者を振り落とすものだと批判しました。
高橋氏は、見直し案で無料だった重症者が最大53万円の負担となるなど大幅な負担増となると指摘。負担が激増するのは、所得を本人のみでなく、より多額になる世帯単位で把握するからであり、そうしたことはやめるべきだとのべました。
厚労省の佐藤敏信健康局長は、「障害者自立支援医療を参考にした」と答えました。
高橋氏は、所得の把握は障害者自立支援医療にならう一方で、負担上限は「実態に合わない」と多くの患者から批判されている高齢者医療にならうと説明されてきたことを指摘し、「都合のいいところをとっている」と批判。「負担上限はせめて障害者自立支援医療並みにすべきだ」と主張しました。