「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年11月10日(日)

暗黒社会を許さない

TBS番組 秘密保護法案で小池氏

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 日本共産党の小池晃副委員長(参院議員)は9日のTBSテレビ番組「サタデーずばッと」で、秘密保護法案で広範な国民が逮捕される危険性を示し、「こんな暗黒社会を許していいのか」と訴えました。

 番組では同法案について、与野党8党の幹部が討論しました。司会者から、「ずっと反対の声を上げています」と紹介された小池氏は「これほどひどい法案はない」と批判。何が秘密か明らかにされないまま、たまたま米軍基地の写真を撮っただけでも逮捕される可能性があると指摘しました。

 小池氏はまた、「特定秘密」を取り扱う民間人も政府に調べられる適性評価について「同意しなければ、不利益な取り扱いになる可能性がある」と追及。自民党の中谷元衆院議員は「(社員は)自覚を持ってもらいたい」と不利益な扱いを当然視しました。

 小池氏は、戦前の帝国議会でも軍機保護法案をめぐって政府が「危険な運用はいたしおらぬ」と現在と同じような答弁をしていたことを紹介し、「ところが、逮捕・投獄される人は次々に出ている。これは危険だ」と述べました。

 中谷氏は衆院で7日に審議入りしたばかりの同法案を「論点がもう明らかになってきた」とし、公明党の斉藤鉄夫衆院議員も参院の審議に移った国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案を「通りました。ある意味で(秘密保護法案と)セットだ」と語りました。

 「問題が明らかになったとか、法案が通ったとか、とんでもない」と反論した小池氏は「『セット』と言ったのはある意味、本音だ。アメリカと同じように戦争できる国にする仕組みがNSC法案であり、秘密保護法案だ。そんなことをわずかな期間で国会で通すなんて、こんな乱暴なことはない」と強調しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって