2013年11月3日(日)
新日本婦人の会が全国大会
あふれる女性の願い行動に
山下氏あいさつ
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昨年創立50年を迎えた新日本婦人の会(新婦人)の第26回全国大会が2日、東京都内で始まりました。全国大会は3日まで。
発信・行動する新婦人の魅力を次世代に引き継ごうと大会史上初めて若い世代の舞台がもたれ、要求横断幕やタペストリーなどを持って登壇。若い世代が輝き・つながる全国の活動をリレートークしました。「子ども医療費窓口無料化を求めてベビーカーパレードを計画」(奈良)、「学びカフェをスタートさせ、自分から動くワクワク感を感じている」(三重)など、多彩な活動で仲間づくりが進んでいると発言しました。最後は舞台いっぱいに並んだ若い代表が「平和を守る新婦人、引き継ぐのは、今でしょ」と元気にコールし、大きな拍手に包まれました。
あいさつに立った笠井貴美代会長は、秘密保護法案、社会保障大改悪、原発輸出、環太平洋連携協定(TPP)など民意とかけ離れた安倍内閣の暴走を指摘。「新婦人の出番。要求実現団体としての役割を発揮し、たたかいの共同を発展させよう」と呼びかけました。
米山淳子事務局長が「改憲ゆるさず、くらし、平和、ジェンダー平等を! あふれる女性の願いを行動に、新婦人いまこそ大きく」と題した大会議案を説明し、活動を提起しました。
「9条改憲ノー・平和の仲間を」など多彩なテーマで各地の活動が報告され、そのたびに会場から共感の拍手が起こりました。
来賓として、日本共産党の山下芳生書記局長代行、全労連の大黒作治議長、日本婦人団体連合会の堀江ゆり会長があいさつしました。山下氏は「みなさんがますます輝き、女性運動と国民運動の中で太陽のような存在であり続けてくださるように」と話しました。
新日本婦人の会 いわさきちひろ(絵本画家)、野上弥生子(作家)らが呼びかけ人になって1962年に創立。「生活の向上、女性の権利、子どものしあわせのために力をあわせます」など五つの「目的」があります。2003年に国連NGO(非政府組織)に認証されました。