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2013年11月1日(金)

難病患者の負担過重

小池議員と大野更紗さん懇談

医療費助成素案

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(写真)作家の大野更紗さん(左)と懇談する小池議員=31日、参院議員会館

 日本共産党の小池晃参院議員は31日、国会内で、作家で難病患者の大野更紗(さらさ)さん(29)と、政府が法制化を目指している難病対策について懇談しました。

 大野さんは、厚生労働省が10月29日に提示した新制度に向けた医療費助成素案に触れ、「このままでは患者が破綻し心中、自殺に追い込まれるのではないか」と懸念。「現行の患者の負担上限額はどちらかといえば負担能力に応じた額だが、素案はそうはなっていない。所得階層によっては可処分所得の10%以上を負担上限額が占める。応能負担にして負担額も引き下げるべきだ」と話しました。

 素案が70歳以上の高齢者の高額療養費制度を参考にしたことについて大野さんは「難病は突如、発生する苛烈(かれつ)な病です」と訴えました。小池議員は、自身の体験から「入院など急性期の治療で高額療養費制度を使うことはあっても、外来で使う高齢者はほとんどいない」と指摘しました。

 小池議員は、難病対策が、介護・医療・年金・保育の社会保障制度を大改悪する段取りを定めたプログラム法案の中に盛り込まれていることを示し、「素案の示す負担上限額は大きな問題だ。患者の実態に合わせたものにする必要がある」と強調しました。


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