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2013年9月29日(日)

辰巳議員、脱法ハウス視察

背景に格差と貧困

真の救済策が必要

東京・千代田

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(写真)脱法ハウス内で居住者の男性から話を聞く辰巳議員(左)=27日、東京都千代田区

 「脱法ハウス」問題で27日、日本共産党の辰巳孝太郎参院議員が東京都千代田区の施設を訪れ、居住者から実情を聞き取りました。

 視察したのは、ネットカフェ大手「マンボー」が運営する施設。6階建てビルを1畳半〜3畳ほどに仕切り、満室時は約120人に貸し出していました。消防法違反などが問題視されたことから同社が閉鎖を決定。居住者は今月末までに退去を迫られていますが、現在も十数人が暮らしています。

 辰巳議員は、入居の理由、今後の居住先、居住者の就労状況、行政への要望などを聞きました。

 居住者の男性は、保証人と初期費用の問題から一般の賃貸住宅に入れず、やむなく入居した人が多く、「好きで住み続けている人はほとんどいない」「避難先として来た」と話しました。また職場の倒産、解雇などで家を失った人、配偶者を亡くした年金生活者もいるといいます。

 次の居住先としては「9割は同じ形態の施設へ移った」「トランクルームへ移った人、まだ見つからない人もいる」と話しました。

 辰巳議員は「脱法ハウスが増える背景に、格差と貧困、セーフティーネットの脆弱(ぜいじゃく)さ、住宅政策の欠陥があると感じました。住宅困窮者を真に救済できる政策が必要です」と話しました。


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