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2013年9月22日(日)

東北の障害者の今確かめよう

きょうされん全国大会

福島

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写真

(写真)東北地方で初開催の、きょうされん全国大会=21日、福島県郡山市

 全国の小規模作業所などでつくる「きょうされん」の第36回全国大会が21日、福島県郡山市内で始まりました。全国から2400人余りの当事者や関係者が参加。「被災地の生きるを考える」をテーマにした4分科会と、障害者と原発問題に関するシンポジウムが予定されています。22日まで。

 西村直理事長はあいさつで、「東日本大震災と東電福島第1原発事故で障害者の生活や作業所に何が起こったのか、また、東北のいまを確かめ合おう」と話しました。

 藤井克徳常務理事が基調報告。東日本大震災で障害者の死亡率が住民全体の死亡率と比較して2倍以上に及んだと指摘し、「大震災などは社会の実相を顕在化する」と強調。また、政府が国連の障害者権利条約批准後は、同条約を法的根拠として「新たな障害者運動を切り開こう」と呼びかけました。

 同大会実行委員長を務めるラジオ福島の大和田新さんが「鎮魂から復興へ」と題したプログラムを紹介。盲ろうの女性=仙台市=は「障害によって震災時に必要な支援が違うことを知ってほしい」と訴えました。震災時にラジオ福島でパーソナリティーを務めていたシンガー・ソングライターの普天間かおりさんのライブもありました。

 長崎県から車いすで初参加した男性(37)は「障害のある人たちがどんな思いで震災を乗り越えてきたのかを聞きたい」と話しました。山形県鶴岡市の「いなほ作業所」からは約20人が参加。支援員の女性(25)は「初めての東北での大会開催なので盛り上げたい」と話しました。


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