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2013年9月21日(土)

山下氏、台風被害を調査

滋賀 「自治体への支援が必要」

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(写真)信楽高原鉄道の橋脚流失現場を調査する山下氏(左から2人目)ら=20日、滋賀県甲賀市

 日本共産党の山下芳生書記局長代行・参院議員は20日、台風18号で甚大な被害を受けた滋賀県の甲賀、栗東、高島各市を訪れ、市担当者から被害状況の説明を受け、住民の要望を聞きました。甲賀市役所では中嶋武嗣市長と懇談しました。

 甲賀市では、不通になっている第三セクター、信楽高原鉄道の杣川(そまがわ)橋梁(きょうりょう)のコンクリート製橋脚の流失現場を調査しました。

 「復旧の見込みが立たない」。担当者は開口一番こう訴えました。年間50万人、1日1300人が利用し、7割強が高校生を中心とする通学だと説明。信楽駅からJR草津線と接続する貴生川(きぶかわ)駅まで24分で結ぶところを代行バスは渋滞などで40〜50分かかり、1月から3月は道路の凍結が心配されています。

 同鉄道は今年4月から、「上下分離方式」で甲賀市が経営に深くかかわり、鉄道会社は運行のみを担っています。

 山下氏は「復旧は市の負担が膨大になると担いきれないので、自治体への支援が必要ですね」と話し、日本共産党18号台風災害対策本部が19日に安倍晋三首相に提出した緊急申し入れ書を、中嶋市長に手渡しました。信楽高原鉄道の早期復旧については、「『上下分離方式』になっての大規模災害は、初めてのケースなので、自治体への必要な支援を行うよう引き続き政府に要望したい」と表明しました。

 中嶋市長は「迅速、的確にしてもらうよう国に要請していただきたい」「茶畑など農地の被害も予想以上にひどい。国交省関係だけでなく、農業も含めて激甚災害の指定を早くしてもらえるようお願いしたい」とのべました。

 甲賀市では、床上浸水した民家を訪問。栗東市や高島市でも、土砂崩れの現場や浸水した集落を回り、救援に駆けつけたボランティアの人たちに「ご苦労さま」とねぎらいました。

 日本共産党県委員会の節木三千代副委員長、甲賀、栗東、高島各市議団らが同行しました。


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