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2013年9月21日(土)

国内初の日米共同防災訓練

オスプレイ四国縦断

米軍使用手続き省略も

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 10月下旬に「南海トラフ巨大地震」を想定して高知県で実施される日米共同統合防災訓練で、訓練に参加する米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが米軍岩国基地(山口県岩国市)を拠点に四国を縦断飛行する方向で調整が進められていることが分かりました。同訓練は、国が主管する日米共同の実動防災訓練としては国内で初めて。(池田晋)


 防衛省が高知県などに説明した資料によると、「孤立地域への物資輸送」として岩国基地を出発したオスプレイは陸上自衛隊高知駐屯地(同県香南市)、航空自衛隊(空自)土佐清水分屯基地(同県土佐清水市)に飛来する計画です。愛媛県上空を通過する見通し。

訓練は5県に

 また、「海上捜索・救難、患者搬送」としてヘリ空母「いせ」を出発したオスプレイは岩国基地へ、自衛隊機は空自築城(ついき、福岡県)、同新田原(にゅうたばる、宮崎県)各基地へ移動します。

 小野寺五典防衛相は当初、実施場所について高知県沖と高知県の「基本的に自衛隊駐屯地を想定している」(6日会見)と説明していましたが、愛媛県を含めれば訓練は5県にまたがり、室戸市中央公園(同市管理)も使用されます。

共同基地化も

 また、同訓練で米軍が使用する自衛隊基地について、防衛省が日米地位協定にもとづく使用手続きをとらない方向で調整を進めていることも分かりました。

 日米共同訓練で米軍が自衛隊施設を一定期間使用する場合、地位協定2条4項Bにもとづいて、日米間で協議・合意されるのが通例。同省担当者は日本共産党の塩川鉄也衆院議員の聞き取りに対し、過去の共同訓練で同手続きを経ずに米軍が自衛隊施設を使用した前例はないとする一方、▽継続的に使用するものでない▽離着陸だけの訓練―を理由に「手続きは必要ないと考えている」と説明しました。

 1980年代以降、本土の自衛隊基地では地位協定2条4項Bにもとづいて日米共同使用が拡大してきました。今後は、「防災」などを理由に協定上の手続きすら経ずに、共同基地化が進むおそれがあります。

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