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2013年9月18日(水)

囲碁新人王戦決勝第1局

富士田三段が先勝

攻め合いの熱戦を制す

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(写真)第38期囲碁新人王戦決勝三番勝負第1局。対局後の検討をする1勝した富士田明彦三段(右)と余正麒七段=17日、東京・日本棋院

 余正麒七段(18歳、関西棋院)と富士田明彦三段(21歳、日本棋院)の対決となった第38期囲碁新人王戦(「しんぶん赤旗」主催)決勝三番勝負第1局は17日、東京都千代田区の日本棋院でおこなわれ、午後5時33分、214手まで富士田三段が白番中押し勝ちをおさめました。第2局は26日(木)に大阪市中央区の関西棋院でおこなわれます。

 中盤以降、下辺、左辺、中央へと大石同士の攻め合いが続く激しい攻防の熱戦でした。

 序盤は黒の余七段が右辺に、白の富士田三段が左上、左下に模様を張り合う展開に。

 白22から右辺の黒模様を荒らして生きたあたりまでは地味なたたかいでした。

 黒45からは下辺での攻防に移り、大石同士の攻め合いの末にコウの振り替わりとなりました。この結果、控室の形勢判断は「白優勢」となりました。

 黒121左辺ツケから左辺の黒の死活が争点に。中央白との激しい攻め合いとなり、「黒が1手勝ちで逆転か」と見られる進行となりましたが、黒にミスが出て逆に白の1手勝ちになり、左辺の大石が取られ、投了となりました。

 立ち会いの小松英樹九段は「どちらが勝ってもおかしくない大熱戦。2局目以降が楽しみ」と言います。

 勝った富士田三段は「(下辺で)コウを解消したときはよくなったと思ったが、左辺黒ツケから流れがおかしくなった。途中ははっきり負けだった。運よく勝ちを拾った」と語りました。

 余七段は「第2局は平常心でたたかいたい」と述べました。

 中村智佳子さんによる観戦記は本紙10月1日付から掲載予定です。

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