「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年9月6日(金)

「米に直接脅威ない」

米下院委公聴会 シリア軍事攻撃に慎重意見相次ぐ

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【ワシントン=島田峰隆】米下院外交委員会は4日、対シリア軍事攻撃をめぐり公聴会を開きました。出席したケリー国務長官は改めて支持を訴えましたが、3日の上院外交委員会の公聴会に続いて、この日も議員の多くは慎重な姿勢を示しました。

 公聴会にはケリー氏のほか、ヘーゲル国防長官、デンプシー統合参謀本部議長も出席しました。ケリー氏は、シリアに対する軍事攻撃は、化学兵器の拡散阻止だけでなく過激派勢力の拠点をつくらせないという点で「米国の安全保障上の国益になる」と強調しました。

 しかし議員からは「シリアの内戦について米国に対する直接の脅威は見られない。われわれの行為は、米国を攻撃していない主権国家を攻撃することになる」(共和党議員)、「シリア攻撃がなぜ国益なのか有権者にどう説明すればいいのか」(民主党議員)などの意見が続きました。

 「国際的に広く支持されていない行動を深く懸念している」(民主党議員)という声に対し、ケリー氏は「100を超える国に働きかけている」としましたが、「軍事行動への参加を約束した国」は「少なくとも10カ国」としか述べませんでした。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって