「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年9月1日(日)

米軍基地「負担軽減 どこが」

沖縄・浦添一部「返還」 すでに生活道路

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)「返還」された米軍牧港補給基地の北側進入路=31日、沖縄県浦添

 在日米軍は31日、沖縄県浦添市の牧港補給基地(キャンプ・キンザー)北側進入路を地権者に「返還」しました。「沖縄の負担を軽減する」として今年4月に日米両政府が合意した米空軍嘉手納基地より南の基地統合計画に基づく初めての「返還」ですが、住民はこれまで生活道路として利用してきただけに、地元では「負担軽減」を疑問視する声が上がっています。

 「返還」されたのは国道58号と同基地を結ぶ面積1ヘクタール。今後、浦添市が地権者から土地を買い上げて市道とする予定ですが、市から説明を受けた日本共産党の西銘健市議によると、国が買い取り費用を負担する制度により、市の実質負担はないといいます。

 地元自治会は「返還」合意が交わされた際、「銃剣とブルドーザー」で強制的に建設された現在の国道58号やパイプラインと同じく早期返還されるべきだったと指摘していました。同進入路に面し商店を営む男性(71)は「元からみんなで使っていたのに何で今さら。ご機嫌取りとしか思えない」とあきれ顔で語りました。

 日本共産党の西銘純恵県議は「負担軽減の第1弾として国は大々的に宣伝していますが、とんでもない県民だまし。『土地を奪われた当事者が生きている時にもっと早く返さなかったのか』という地権者のみなさんの思いは当然のことです」と話しています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって