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2013年9月1日(日)

同胞団デモに数万人

エジプト全土 「孤立化」鮮明に

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(写真)放火をしながらモルシ前大統領復職を求めデモするムスリム同胞団メンバーら=30日、カイロ近郊ギザ(小泉大介撮影)

 【カイロ=小泉大介】エジプトで軍により解任されたモルシ前大統領の復職を求めるイスラム主義組織・ムスリム同胞団は30日、全土でデモに取り組み数万人が参加しました。ただ、世論調査結果では同胞団の「孤立化」が鮮明となっており、今後どのように政治的影響力を維持していくのかに注目が集まっています。

 「正当性の再生」と名付けられた30日のデモは非常事態令による戒厳体制のもと行われ、参加者は口々に「われわれは軍を恐れないぞ」「たたかいはこれからもつづくぞ」などと叫びました。地元メディアによると、デモ参加者と治安部隊との衝突により全土で6人が死亡、数十人が負傷しました。

 今回のデモで同胞団は一定の動員力を示しましたが、民間世論調査機関「バシーラ・センター」がこのほど発表した調査結果では、モルシ前政権に関し、「期待以下だった」が78%に達し、「期待以上だった」はわずか3%でした。


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