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2013年8月29日(木)

介護保険 利用料上げ来月議論

厚労省 社保審部会の日程提示

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 社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の介護保険部会は28日、社会保障制度改革国民会議の最終報告書を受けて、介護保険制度の大改悪を具体化する議論を開始しました。安倍政権は同部会でのとりまとめを経て、来年の通常国会に法案を提出し、2015年4月から制度改悪を実施する計画です。

 厚労省は今後の同部会のスケジュールを提示しました。9月中に▽要支援者を介護保険給付の対象から外す▽施設から要介護1、2の人をしめだす▽一定以上の所得者の利用料を引き上げる▽施設の居住費・食費を軽減する補足給付を縮小する―ことなどを議論します。その上で11月27日には議論のとりまとめを行う予定です。

 委員からは、「(国民会議の議論は)介護分野における議論が非常に短く、多くの高齢者の生活に影響を与える介護施策を方向づけるには不十分」(淑徳大学の結城康博教授)、「消費税増税をする一方で、負担引き上げとサービス抑制をすることは道理にも合わない内容だ」(認知症の人と家族の会の勝田登志子副代表理事)などの意見がでました。一方、国民会議の報告書を評価する意見も続出しました。


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