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2013年8月26日(月)

水俣病全被害者救済を

「現地調査」2日目 決起集会に400人

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 「ミナマタ現地調査」は2日目の25日、熊本県津奈木町で決起集会が開かれました。「すべての水俣病被害者救済の実現まで一枚岩の団結でたたかい抜く」とする集会宣言を採択、全日程を終えました。

 加害者の国や県が健康調査すらせず、不当な線引きで水俣病被害を切り捨てているとして司法救済を求め立ち上がったノーモアミナマタ第2次訴訟原告団、弁護団、医師団、支援者ら400人が参加しました。

 水俣病不知火(しらぬい)患者会の柊迫(ふきさこ)正一特措法部会長は、裁判勝利へ原告団の拡大に全力をあげることなど、今後の方針を提起しました。

 救済指定地域に入る熊本県芦北町女島に居住していた事実を証明できず申請を却下された鹿児島県の女性(61)が「水俣病特有のこむら返りなどの症状も頻繁にあるのに、50年前の居住歴を証明しろと言われ、納得できない」と訴えました。

 祖父が水俣病認定患者で、祖母と両親も医療費支給の手帳保持者でありながら、国が1969年以降の被害を認めないために、年齢で切り捨てられた男性(41)=芦北町=は、水俣病症状による幼少時からのつらい体験を告白。「小学生の頃には手の震えを同級生に“アル中”とからかわれ、中学の時には感覚が鈍く痛みを感じないため、手の甲を鉛筆で刺されたこともある」と語りました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が連帯あいさつをしました。


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