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2013年7月22日(月)

北京空港で手製爆弾爆発

当局に何度も陳情 車椅子の男

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 【北京=小林拓也】中国の首都・北京市の北京首都国際空港第3ターミナルで20日夕、車椅子に乗った男性(33)が手製の爆発物を爆発させました。男性は命に別条ないものの、左腕切断の重傷。また警備員1人が軽傷を負いました。

 爆発が起きたのは、同ターミナル2階にある国際線到着出口から約10メートルの場所。中国版ツイッター「微博」上の写真には、男性が白い爆発物を左手に掲げ、その後大きな炎が上がり周辺が白い煙に包まれる様子が写っています。

 中国メディアによると、男性は山東省菏沢市出身。到着出口付近で布袋から宣伝ビラを取り出し周囲の人たちに渡そうとしたところを係員に制止されました。その直後、爆発物を取り出し、「爆弾だ。遠くに離れて伏せろ」と大声で叫び、爆発させました。

 男性は出稼ぎ先の広東省東莞市でバイクで客を運ぶ仕事をしていた2005年6月、現地の治安要員7、8人に鉄パイプで殴られて腰椎を骨折、下半身まひで車椅子生活を余儀なくされました。同市公安当局に賠償を求め陳情を繰り返していました。


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