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2013年7月21日(日)

ヨウ素剤服用などで手引き

40歳以上も対象に

原子力規制委

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 原子力規制委員会は19日、原発事故による被ばくを防ぐための安定ヨウ素剤の具体的な準備や服用方法などをまとめた手引書をホームページに公表しました。手引は自治体向けと医療関係者向けにそれぞれ作られ、自治体にも配布されます。

 事故が起きた時の住民避難のあり方などを定めた原子力災害対策指針(防災指針)にもとづくもの。指針では、原発から5キロ圏内はヨウ素剤を事前に配布し、避難の際にすみやかに服用するとしています。同30キロ圏内では、避難や屋内退避の際に迅速にヨウ素剤を配布できる体制を整備することを求めています。

 手引書は、事前配布に当たって、服用方法や副作用、3歳児未満の乳幼児への対応などについて医師による住民説明会の実施が必要だとしています。

 これまで、甲状腺がんの発生リスクの明らかな増加がみられないことを理由に、ヨウ素剤の服用が必要ないとされていた40歳以上についても、近年の研究をもとに、副作用などを考慮した上で、服用するとしました。


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