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2013年7月19日(金)

長時間労働・低賃金・無給 職業訓練生が抗議

「サンドイッチ以外食べたのはいつ?」

ベルギー首都

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 ベルギーの首都ブリュッセルにある国連関連事務所や私企業で働くインターン(職業訓練生)が17日、長時間労働や低賃金、無給など、自分たちを取り巻く労働環境の改善を求めて、同地のルクセンブルク広場で抗議集会を開きました。

 現地からの報道によると、会場には「インターンは公正な雇用条件を求めている」と書かれた旗が立ち、約200人の参加者は劣悪な労働環境を告発、待遇改善を求めました。

 主催者は運動の継続を訴え、10月にも同様の集会を開くと宣言しました。

 インターンは本来、学卒者に職業経験の機会を与え、卒業から就職につながる期間の短期化を企図した制度です。

 ところが最近は、インターンを終了しても正式採用されず、インターンを渡り歩かざるをえない若年労働者が増加するなど、制度の目的に逆行する事態が横行。低賃金、長時間労働に加え、社会保障や失業保険が適用されないといった制度上の問題が指摘されています。

 主催者側はフェイスブックを通じた集会の告知で、インターンが昼食にお金も時間も掛からないサンドイッチばかり食べねばならないことに掛けて「昼食で最後にサンドイッチ以外のものを食べたのはいつですか」と問い掛け。抗議集会を「サンドイッチ抗議」と銘打ち参加を呼び掛けていました。 (島崎桂)


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