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2013年7月17日(水)

ソニー仙台

遠隔地出向撤回を

工場門前 労組が抗議宣伝

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 ソニーは16日、仙台工場(宮城県多賀城市)で退職強要を拒否した労働者2人に対し、豊里工場(同県登米市)に遠隔地出向させる命令を強行しました。これに対し、ソニー労働組合仙台支部(電機連合加盟)と宮城県春闘共闘、「ソニー労働者を支援し、地域経済と雇用を守る市民の会」は出向撤回を求める抗議の仙台工場門前宣伝を行いました。


会社側は固執

写真

(写真)出向撤回を求めて宣伝するソニー労働者と支援者たち=16日朝、宮城県多賀城市

 ソニーは、仕事を奪う「リストラ部屋」や個人面談の繰り返しによる退職強要を拒否した労働者に対し、家族を引き裂く無期限の遠隔地出向の脅しをかけました。労組側は、宮城県労働委員会にあっせん申請し、労使交渉による解決を求めました。

 労組によると、8日のあっせんでは、公益委員から最高裁判例にもとづいて、労働者本人の同意がない遠隔地出向命令は無理があるとの見解が示され、経営者側委員と労働者側委員も会社側を説得しました。しかし、会社側は出向命令に固執し、あっせんを打ち切りました。

 ソニー労組仙台支部の松田隆明委員長は、「人手不足になるほど過剰リストラをして、正社員を派遣社員に置き換え、こんな無法な出向命令を無理強いすることは許されない」と批判。「重大な決意をもって、出向撤回までたたかう」と強調しています。


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