2013年7月8日(月)
激戦参院選
訴えに聴衆の輪
志位委員長、名古屋・京都で演説
共産党、全国で宣伝・対話
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激戦の参院選で最初の日曜日となった7日、全国各地で猛暑日となるなか、日本共産党は志位和夫委員長がテレビの党首討論後、東京・新宿駅東口での青年トークライブ、名古屋、京都両市と精力的に駆け巡り気迫の訴え。「比例代表選挙で日本共産党躍進の大波を」とよびかけました。名古屋駅前でも京都・四条河原町でも聴衆でびっしり。市田忠義書記局長も大阪の3カ所で「共産党が伸びれば国民の声で政治が動く」と訴え、各所で聴衆の輪ができました。
比例・選挙区候補も懸命の訴え。党支部・後援会は全国で宣伝、対話・支持拡大の活動にとりくみました。
他党の党首・幹部も全国を遊説。安倍晋三首相は山梨で「私たちの方針に反対する人が教育現場にいる」と攻撃。維新の石原慎太郎共同代表は名古屋でもっぱら憲法を攻撃しました。民主党などはいっそう“野党ポーズ”を強め、みんなの党の江田憲司幹事長は原発政策で事実をゆがめて共産党を攻撃。激戦のなか、各党とも共産党シフトを強めています。
比例代表選挙で「躍進の大波」を起こそう
名古屋・京都 志位委員長が訴え
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日本共産党の志位和夫委員長は7日、名古屋市、京都市で街頭演説をおこない、「日本共産党が伸びれば、必ず政治はかわります。この躍進のチャンスをどんなことがあっても逃すわけにいきません。比例代表選挙で日本共産党躍進の大波をつくってください」と力説し、この大波のうえに、もとむら伸子愛知選挙区候補、倉林明子京都選挙区候補を乗っけて勝利を勝ち取らせてほしいと訴えました。
井上さとし比例候補、もとむら、倉林両候補がそれぞれ必勝の決意を表明。京都では穀田恵二国対委員長が訴え、名古屋では江上ひろゆき比例候補が紹介されました。
名古屋では駅前広場を人が埋め、バスターミナルを取り囲むように聴衆の列が伸びました。京都では宣伝車前のアーケードが聴衆でびっしり。四条河原町交差点の四つ角を人が埋めました。どの会場も、弁士の訴えが終わるたびに割れんばかりの大歓声があがり、若い人たちが浴衣を着てにぎやかに七夕宣伝。聴衆は汗をぬぐい、直射日光をうちわで遮り、ヒラヒラとあおいで涼をとり、演説中、途切れることなく「そうだ」の合いの手を入れました。
志位委員長は(1)国民の所得を増やし景気回復(2)原発ゼロ(3)憲法を守り生かす(4)自主・独立・平和日本―日本政治の「四つの転換(チェンジ)」で「自共対決」の構図を際立たせました。「原発問題でも、消費税問題でも、憲法問題でも『一点共闘』を進めて政治を動かしてきました。共産党が伸びれば、この力はもっと伸びます。共産党を伸ばして、すべての国民が安心して、希望を持って生きることができる日本、平和な日本をつくる選挙にしよう」と力いっぱい呼びかけました。
知人に誘われて志位委員長の話を聞いた男性(24)=京都市東山区=は「サービス残業が多く働きづめです。休みも少ない。賃上げや、雇用のルールをしっかりしてもらわない限り、生活の基盤が成り立たない。共産党に伸びてほしい」と期待を込めました。