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2013年6月30日(日)

南シナ海安定策協議へ

ASEAN会合始まる

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 【バンダルスリブガワン=面川誠】第20回東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)の一連の会合が29日、今年のASEAN議長国ブルネイの首都バンダルスリブガワンでASEAN外相夕食会を皮切りに始まりました。ARF本会合は7月2日。領有権争いが続く南シナ海の安定策、北朝鮮の核問題などを話し合います。

 ASEANと中国は28日に外務次官級の非公式高官夕食会で、南シナ海問題を集中的に協議。2002年に合意した南シナ海行動宣言(DOC)を法的拘束力のある南シナ海行動規範(COC)に格上げするための公式協議入りの方法について話し合いました。

 ASEAN加盟国のうちベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイは南シナ海の島しょの領有権を中国と争っています。

 ASEAN加盟国外務次官の一人は、「いまのところ中国側から公式協議入りするという意思表示はない。回答を待っているところだ」と語りました。

 ASEANの対中国調整担当国であるタイのシハサク外務次官は夕食会後、記者団に対して「公式協議入りの方法を含めすべての課題をテーブルに乗せた。(30日の)ASEAN・中国外相会議で引き続き協議する」と述べました。

 ARF関連の公式会合は30日から7月2日までの日程。2日のARF本会合のほか、ASEAN外相会議、ASEANと参加各国間の外相会議、東アジア首脳会議外相会議などを開き、議長声明を発表して閉幕します。


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