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2013年6月27日(木)

平城宮跡 工事強行図る考え

山下議員に政府が答弁書

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(写真)山下よしき議員

 安倍内閣は18日、奈良時代の地下遺構や木簡などが埋蔵されている平城宮跡の整備工事をめぐる問題で答弁書を決定しました。日本共産党の山下よしき書記局長代行(参院議員)の質問主意書への答弁。このなかで政府は、地下遺構や生態系への影響調査などを行わないまま工事続行を強行する考えを示しました。

 山下氏は、2008年から国交省が進めている平城宮跡の整備工事で雨水の浸透を阻害し、地下水位の低下、地下遺構や生態系などに影響をもたらすとして、工事の中止を求めていました。

 答弁書は、「地下水位に与える影響は少ないと考えられたこと等から、問題はないと判断した」と説明。地下遺構や生態系などへの影響調査も「行っていない」として、「土系舗装」の「透水性」試験も生態系への影響調査も行っていないことを明らかにしました。水位回復の措置も「考えていない」としています。

 山下氏は、世界遺産にも指定されている平城宮の保全について政府がユネスコ世界遺産センターの求めに応じて提出した報告書の公表も求めましたが、答弁書は、公表を禁ずる法的規定はないと認めながら、報告書の公表を拒んでいます。


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