「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年6月22日(土)

エジプト大統領不信任

13青年の“反抗”50日

署名1500万人

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【カイロ=小泉大介】エジプトで強権政治をすすめるモルシ大統領の不信任と大統領選挙の早期実施を求める署名にとりくんでいる青年中心の新組織“反抗”は20日の会見で、同署名への賛同者が目標の1500万人(有権者数約5100万)を突破したと発表しました。


モルシ氏は1300万票

 わずか13人の青年が立ち上げた“反抗”が5月1日に開始した署名は、瞬く間に幅広い国民の支持を得て、わずか1カ月半余りで目標を達成しました。1500万人署名の目標は、昨年6月の大統領選決選投票でモルシ氏が得た約1300万票を超えるために設定されていました。

 20日の会見で“反抗”の広報担当、マフムード・バドル氏は「われわれは(モルシ大統領就任1周年の)6月30日には街頭に繰り出して大統領不信任を訴える。エジプト国民にはもはや何も恐れるものはない」と述べました。

 一昨年初めのムバラク政権打倒の「革命」で中心的役割を果たした若者の組織「4月6日運動」は、“反抗”に協力して100万を超える署名を集めましたが、その理由について「現政権は革命が目指した目標を何一つとして実現していない」と説明しています。

 昨年の大統領選挙第1回投票で首都カイロや北部の大都市アレクサンドリアで1位となる大健闘を果たしたサバヒ氏が率いる政党「国民潮流」も同じく100万以上の署名を集めるなど、野党勢力も組織を挙げて支援しました。

 大統領不信任署名に法的拘束力はないとはいえ、大統領やその出身母体であるイスラム主義組織「ムスリム同胞団」に大きな脅威を与えており、モルシ氏支持の署名や集会開催の取り組みを開始せざるを得ない状況をもたらしています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって