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2013年6月17日(月)

平城宮跡の保全要求

山下議員 質問主意書を提出

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 日本共産党の山下よしき参院議員は10日、世界遺産に登録されている奈良市の平城宮跡の保全と継承に関する質問主意書を政府に提出しました。

 質問主意書で山下氏は、国営公園として国土交通省が整備を進めている平城宮跡について、木簡など埋蔵文化財の完全な保全に国が責任をもち、長年親しまれてきた自然・歴史環境と景観を守るよう求めています。

 山下氏は、国の整備は往時の平城宮跡とは異質のイベント会場の整備であり、緑地の削減は希少種を含む生態系に打撃を与えていると指摘。▽整備の構想段階から国民・県民の意見を十分に反映させ、文化庁の文化審議会を原則公開にする▽第一次朝堂院広場の舗装について埋蔵文化財や生態系に与える影響を調査する▽世界遺産の登録要件を順守し、第35回世界遺産委員会決議にもとづき、史実と異なる仮設物をただちに撤去する―ことなどを提案し、政府の見解をただしています。


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