2013年6月16日(日)
米軍 実弾訓練を再開
北海道・矢臼別 地元は抗議行動
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米海兵隊は15日午後、北海道の矢臼別(やうすべつ)演習場=別海町、厚岸町、浜中町=での実弾射撃訓練再開を強行しました。砲弾が演習場外に着弾した事故(11日)を受けて中止していた訓練を、15日にも再開すると米軍は14日に防衛局を通じて周辺自治体と道に一方的に通告していました。
演習場内の川瀬牧場にある現地監視本部によれば、砲撃は午後1時18分から始まり、同4時30分まで、123発が発射されました。 道と演習場がある3町、隣接する標茶(しべちゃ)町は15日午前、別海町役場で関係機関連絡協議会を開催して、米軍の訓練再開強行についての対応を検討。同日午後、島川正樹道防衛局長に抗議文を手渡しました。
別海町役場前では、海兵隊移転反対別海町連絡会が「地元の協議を待たずに一方的『訓練再開』通告は絶対に許せない」「防衛局は海兵隊のいいなりか」と緊急アピール行動をしました。
米海兵隊の実弾射撃訓練は、「沖縄の負担軽減」を口実に「沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練移転」として強行されたもので、矢臼別演習場では今回が13回目。訓練2日目の11日、砲弾が目標地を4キロメートルはずれた演習場外に着弾しました。
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