2013年6月16日(日)
米軍レーダー計画撤回を
現地集会に500人超
京都・京丹後市
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京都府京丹後市への米軍専用レーダー基地の設置計画をめぐり、「京都に米軍基地いらない府民の会」「米軍基地建設反対丹後連絡会」は15日、予定地近くの同市・平海水浴場駐車場で集会を開き、500人以上が参加しました。雨が降るなか、大型バス4台をはじめ、駐車場が次つぎに埋まりました。
丹後連絡会の三野みつる副代表があいさつし、「沖縄や横須賀をみれば、米兵の犯罪がおきない保証はない。レーダーが攻撃の的にもなり、安全に暮らすことはできない」と強調しました。
地元から上宇川連合区長の増田光夫さんが発言し、「この海は私が生まれた75年前と変わらず、孫も毎年泳ぎに来る。ここに米軍基地が似合うのかじっくり区民と考えたい」と述べました。
間人(たいざ)の漁師は「レーダー照射の方向にある沖合は魚が一番とれるところです。生活の糧を守り、豊かな自然を子孫に残すためにも基地をこさせないようにしたい」と訴えました。
「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」の永井友昭さんは、地元の地区が「末代にかかわることだ。ゆっくり議論しよう」と、基地受け入れを前提にした「要望書」提出を見合わせたことを紹介しました。
「府民の会」の戸田昌基事務局長、渡辺輝人弁護士が問題点を指摘し、日本共産党の浜田良之府議、田中邦生京丹後市議が報告しました。「府民の会」の吉岡徹代表(京都総評議長)が閉会あいさつしました。