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2013年6月15日(土)

米情報機関分析

「シリアがサリン使用」

米、反体制派を軍事支援へ

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 【ワシントン=山崎伸治】米政府は13日、シリアのアサド政権が昨年、反体制派に対して複数回、神経ガス・サリンを含む化学兵器を小規模ながら使用していたとの米情報機関の分析結果を明らかにしました。それによる死者は100〜150人と推定。これを受けて米国は反体制派への軍事支援に踏み切りました。


 オバマ大統領はこれまで、シリア政府の化学兵器の使用が「レッドライン(越えてはならない一線)」だと明言してきました。

 ローズ大統領副補佐官は会見でそのことを繰り返した上で「大統領は反体制派への支援提供を拡大すると決めた」と表明。政治的支援に加え、軍事部門への直接支援を行う方針を示しました。ただ具体的な中身については明言を避けました。

 ホワイトハウスは分析結果を公表前に議会に説明。共和党有力議員のマケイン、グラハム両上院議員は同日、声明を発表し、巡航ミサイルなどアサド政権の制空力を弱めるような武器の提供が必要だと強調しました。

 またローズ氏は今回の分析結果を国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長に伝える意向を表明。17日に英国で開かれる主要8カ国首脳会議でも討議されると述べました。


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