2013年6月6日(木)
白比川 直ちに改修を
キャンプ瑞慶覧隣接 赤嶺氏が要求
衆院沖縄・北方特別委員会
日本共産党の赤嶺政賢議員は5月29日の衆院沖縄・北方特別委員会で、米海兵隊キャンプ瑞慶覧(ずけらん)の北側に接する白比(しらひ)川=沖縄県北谷(ちゃたん)町=の河川改修工事について、米軍側が周辺施設の移設を条件としたために滞っている問題を取り上げ、直ちに着手できるよう日米間の協議を求めました。江渡聡徳(あきのり)防衛副大臣は「返還の前の段階で工事ができるよう努力している」と答えました。
赤嶺氏は、白比川が大雨のたびに氾濫して住民の命が脅かされているにもかかわらず、米側は工事に直接関係しない建物の移転補償(5億円)などを県に要求し、工事が難航してきたと指摘。嘉手納基地から南側の基地統合計画(4月)によって国負担でキャンプ・ハンセンに移設し、返還は最短でも6年後と日米間で合意したことをあげ、「返還まで対策を放置するつもりか」と追及しました。
江渡副大臣は「この洪水対策工事は非常に大切だ」と答えました。