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2013年6月5日(水)

超党派訪中団に参加の穀田氏

中国共産党幹部らと会談

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 【北京=小林拓也】野中広務元官房長官を団長とする超党派国会議員・元議員による代表団が2〜4日まで北京を訪れ、中国共産党序列5位の劉雲山政治局常務委員、王家瑞・党中央対外連絡部長や唐家璇・中日友好協会会長らと会談しました。代表団には日本共産党から穀田恵二国対委員長が参加しました。

 穀田氏は唐氏と代表団との会談の中で、尖閣諸島をめぐる問題を「外交的・平和的に話し合いで解決すべきだ」と強調。「領土問題について日中に意見の対立があるのは事実だ。日本政府が領土問題に関わる紛争問題の存在を認めることが解決への道だ」との立場を表明しました。

 野中氏は劉氏との会談の中で、1972年9月の日中国交正常化直後に、周恩来首相(当時)と正常化交渉に当たった田中角栄首相(同)から、尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題の棚上げを日中双方が確認したと聞いたと明らかにしました。3日夜の記者会見で野中氏が説明しました。

 野中氏は「当時の状況を聞いた生き証人として、明らかにしておきたいという気持ちで話した」と述べました。

 野中氏の発言に対し劉氏は「中日の対立を早く解消しなければ両国のためにも東アジアのためにもならない。今後の外交に心をくだいている」と語りました。

 劉氏は、日本国内で一部の政治家から歴史問題に関し消極的な発言が相次いでいるとし、「日本側が歴史と現実を正視し、中国と向き合って進み、両国関係の改善と発展のために条件を作り出すことを希望する」と表明しました。


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