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2013年6月4日(火)

反原連の国会大包囲

スピーチ ご当地コール 歌

「原発なくそう」の熱気

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 2日におこなわれた首都圏反原発連合の「0602反原発☆国会大包囲」のファミリーエリアでは、「原発ゼロ」「再稼働反対」を訴える熱い抗議行動が繰り広げられました。


ファミリーエリア

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(写真)ジンタらムータwithリクルマイの「平和に生きる権利」の歌にわくファミリーエリア=2日、国会前

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(写真)デモに参加し「原発いらない!」と声をあげる親子=2日、東京都新宿区

 国会正面前北側。夕方5時開始予定のファミリーエリアには、1時間前からベビーカーを押した親子連れや青年などが次々と集まってきました。

 「げんぱつはんたい!」と手作りの旗を振っていた4歳の男の子。母親(38)=東京都世田谷区=は、「ニュースとか親の話とかを聞くうちに『原発は怖い』と思ったみたいで、一生懸命作ってました」と話します。

 女性(39)は子ども4人と夫と一緒に群馬県太田市から参加。明治公園の「原発ゼロをめざす中央集会」に参加し、原宿コースを歩き、ファミリーエリアにたどり着きました。「水道水はまだ不安で水を買っています。この子たちの将来を考えたら、原発はいらないと声をあげるのは私たちおとなの責任です」

 1歳10カ月の息子とシャボン玉を飛ばしていたのは、川崎市川崎区の女性(31)です。妊娠中に福島の原発事故が起きました。仕事を休み、家にこもる日々。「テレビからは怖い映像が流れ続けて不安だった」と振り返ります。「原発事故のことがなかなかメディアに取り上げられなくなって、怖さが薄れていく人が増えてしまった。自分がここで体感して、広げていくのが大事だと思っています」

 4時58分、ヒマワリのブーケを手にした司会の紫野明日香さんが「ちょっと早いですけど、みんなもう声をあげたいですよねえ」と呼びかけ。「ウオー」「イエーイ」。5時を待たずにスタートしました。

 スピーチにまじえ、原発立地県の参加者がご当地コールや自作の歌を披露します。

 愛媛の「伊方原発をとめまっしょい若者連合」は、手拍子に合わせ「止めまっしょーい、止めまっしょい。伊方原発止めまっしょい」と「止めまっしょいコール」。JR金沢駅前で抗議行動を続ける「どいね☆原発」(石川の方言で「どうして原発なの?」)はできたてホヤホヤの「どいね音頭」で「子どももおとなもどいね、どいね♪」。静岡の参加者は「コールが長いと警察に怒られる」との理由でつくった替え歌で「いつだって忘れない。原発はいらないよ。そんなの常識♪」とアピール。人の輪がふくらんでいきました。

 サンバ集団「サンバ・プラネッタ」や、ジンタらムータwithリクルマイの歌も加わり、「原発なくそう」の熱気は最高潮に。

 日も傾いたころ、福島県双葉町から避難している女性が涙ながらに訴えました。「つらい思いは私たちだけで十分です。お願いだから子どもたちを守ってください。絶対再稼働させないでください。おらあ、今すぐ双葉さ帰りてえよ。今すぐ帰りてえ…」


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