2013年6月2日(日)
非正規の待遇改善交流
全労連 全国集会始まる
ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)や均等待遇の実現などを求めて、「第21回非正規ではたらくなかまの全国交流集会」が1日、岩手県一関市内で始まりました。全国から460人が参加。主催は全労連非正規雇用労働者全国センターです。
各地で運動する労組の代表がリレートーク。ソニー美濃加茂工場閉鎖と労働者の雇用・生活を守るたたかいについて、JMIU(全日本金属情報機器労組)の代表が「あきらめずにがんばりたい」と発言。福島生協労組の代表がパート労働者の無期雇用化を勝ち取ったと報告しました。郵政産業労働者ユニオンの代表は、郵政グループに20万人の非正規雇用労働者がいるもとで、均等待遇実現をめざすと語りました。
「非正規切り」撤回を求めてたたかう六つの争議団が紹介されました。マツダ「派遣切り」裁判の原告、佐藤次徳さんが勝利判決を報告、今後のたたかいにむけた決意を表明しました。
全労連の大黒作治議長があいさつし、安倍晋三内閣が「成長戦略」としてねらう規制緩和は、非正規雇用労働者をふやし、正規社員の労働条件も劣悪にするものだと批判し、大きな運動を呼びかけました。
宇都宮健児弁護士が記念講演し、江花新・非正規センター事務局長が基調報告、岩手医労連の鈴木哲夫書記長が被災地報告しました。