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2013年5月31日(金)

エジプト大統領に不信任

署名700万人突破

100万人包囲行動も計画

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(写真)記者会見する反抗≠フメンバーたち。後ろのポスターは、6月30日までの署名目標達成を呼びかけるもの=29日、カイロ(小泉大介撮影)

 【カイロ=小泉大介】強権政治をすすめるモルシ・エジプト大統領の不信任と大統領選挙の早期実施を求める署名にとりくんでいる青年中心の新組織“反抗”は、29日に首都カイロで記者会見を行い、今月1日に開始した同署名への賛同者が700万人(有権者数約5100万)を突破したと発表しました。大統領就任1周年となる6月30日までに目標の1500万人を達成する決意も改めて表明しました。

 署名運動は地元メディアが連日のように報道。29日の会見にも約100人の記者やカメラマンがつめかけ、関心の高さが示されました。

 “反抗”は声明文で、「政治変革のための平和的で民主的な運動を信頼し支持してくれたすべての国民に感謝する」としたうえで、「(一昨年はじめの)革命の目標を成就するには、モルシ大統領とその出身母体であるムスリム同胞団の支配を終わらせなければならない」「同胞団は、民主主義に敵対し、国民を日々、政治的・経済的危機にさらしている」と強調しました。

 会見で“反抗”創立メンバーの男性、ハッサン・シャヒーンさんは、わずか13人で立ち上げた同組織の活動が、瞬く間に多数のエジプト人の心に届き共感を得た意義を力説。「私たちの運動は、国民自身が実現させた革命の精神を引き継ぐものです。6月30日には、大統領宮殿を100万人で取り囲みレッドカードを突きつける行動にも取り組みたい」と語りました。

 一方、署名活動の広がりに対しモルシ大統領自身は、「私は、法律や憲法に照らして合法的な大統領である」(25日の会見)などと述べ、いまのところは静観する構えを見せています。


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