2013年5月28日(火)
オスプレイ訓練は危険
塩川氏 キャンプ富士派遣追及
衆院総務委
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日本共産党の塩川鉄也議員は23日の衆院総務委員会で、米軍がオスプレイの分遣隊をキャンプ富士(静岡県御殿場市)に派遣する計画について取り上げ、人口密集地上空での危険な飛行はやめるべきだと追及しました。
塩川氏は、防衛省発行の「航空路図誌」の滝が原飛行場(キャンプ富士)の記載では、ヘリによる有視界飛行の場周経路が御殿場市街地上空に設定されていることをあげ、自衛隊機と米軍機がこの経路を飛行するのかとただしました。
防衛省の黒江哲郎運用企画局長は自衛隊機の使用について認め、米軍機について真部朗防衛政策局次長は「詳細は承知していない」と答弁しました。塩川氏は「自衛隊は米軍に合わせて行っており、米軍機も当然想定される」と指摘し、人口密集地を欠陥機のオスプレイが飛行する危険性があり極めて重大だと述べました。
塩川氏は、キャンプ富士には米軍機の整備・補給機能がないことをあげ、首都圏の厚木基地も使用されるのではないかと追及。真部次長は「広く飛来する可能性があり、厚木も含まれる」とのべ、「合同委員会の合意にしたがって、住民の影響が最小になるよう徹底する」と答弁しました。塩川氏は「沖縄では日米合意が破られており、何の担保にもならない」と批判しました。