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2013年5月26日(日)

来月上旬に米中首脳会談

「両国、成熟の関係」

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 【北京=小林拓也】中国の習近平国家主席が6月7、8日に訪米し、オバマ大統領と会談します。中国メディアは、中国の国家主席が就任後2カ月半ほどで米国大統領と会談するのは「異例であり、中国が中米関係を重視していることの表れだ」と注目しています。

 習主席は31日からメキシコなど中米の3カ国を訪問した後に訪米。カリフォルニア州の保養施設で2日間にわたりオバマ大統領と会談します。

 22日付の中国紙・新京報は、正式な国事訪問とは異なるが、「首脳同士が一緒に過ごす時間が長くなり、実際の効果は高い」と指摘。「正式訪問の煩わしい儀式を省略できるほどに、中米関係が成熟し、双方の首脳が自信を持っていることの表れだ」と解説します。

 国家主席就任後の初訪米として異例の早さです。江沢民・元国家主席は就任後約4年半後に初訪米。胡錦濤・前国家主席の就任後初訪米も約2年半後でした。

 この時期の国家主席訪米について中国外務省報道官は21日、「いま中米関係は新しい歴史的時期にあり、重要な発展のチャンスを迎えている。双方は首脳同士ができるだけ早く会談することを望んでいる」と述べました。

 会談の内容は、経済、貿易、エネルギー、環境などの分野での協力、国際金融危機や地球温暖化、朝鮮半島やイランの核問題など幅広い範囲に及ぶ見込み。一方で、サイバー攻撃や中国の軍拡などで米中間の矛盾もあります。

 中国外務省報道官は「中米間には食い違いや問題が存在するが、適切に処理することが必要だ」と強調しました。

 23日付の中国共産党機関紙・人民日報(海外版)は評論員論文で、米中首脳会談は「両国の首脳が新しい型の大国関係の建設について共同で探究する重要な機会だ」と指摘。「首脳間で個人的な信頼を築くことは、両国関係の戦略的相互信頼を強め、両国間の困難な問題の処理に対し重要な効果をもたらすだろう」と期待を示しました。


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