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2013年5月26日(日)

TPP“首相の背中押す”

「実績」とアピール

維新・山田氏

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 維新の東京都総支部代表を務める山田宏衆院議員(元杉並区長)が同党発行のビラで、安倍晋三首相の環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加表明について「予算委員会での質問で、首相の背中を押す」と、自民党の「補完勢力」ぶりを“実績”として誇っています。

 ビラは、山田氏が2月8日の衆院予算委員会で首相に対し“オバマ大統領との会談で、「聖域なき関税撤廃」が必ずしも交渉参加の前提ではないと確認しますか”と質問したことをアピール。この質問を受け日米首脳会談(2月23日)で「全ての関税撤廃 前提とせず」が「確認」されたとします。

 実際、首相は訪米直後、維新の橋下徹共同代表、松井一郎幹事長に電話で会談内容を伝達。橋下氏は「日本のためになる」とTPP交渉参加支持を表明していました。

 首相は「守るべきものを守る」といいますが、TPPは「例外なき関税と非関税障壁の撤廃」が大原則。しかも、日本の交渉参加を認める意向を米議会に通知したアメリカ政府の文書でも、「日本が全品目を交渉の対象とし、高水準で包括的な協定を年内に完成させると約束した」となっています。

 「十勝毎日新聞」5月8日付によれば、4月20〜23日実施の世論調査で、TPP交渉参加表明後の北海道十勝管内の安倍内閣支持率は24・2%。交渉参加表明前から7・4ポイント落ち込みました。

 山田氏は改憲も売り込み、都内での演説で「安倍政権が96条改定を掲げたのは、維新の会の役割が大きい」(15日)とのべています。


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