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2013年5月25日(土)

無人機殺害は「合法」

米大統領、攻撃継続を表明

グアンタナモ改めて「閉鎖」

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 【ワシントン=山崎伸治】オバマ米大統領は23日、ワシントンの国防大学で、政権2期目の対テロ戦略について演説しました。国際的な非難を浴びている無人機によるテロ容疑者殺害について「合法」だとし、一定の基準のもとで継続すると表明。キューバにある米軍グアンタナモ収容所については、閉鎖する意志を改めて強調しました。

 オバマ氏は「わが国は依然としてテロリストに脅かされている」が、その脅威は2001年9月の同時多発テロからは「変化している」と指摘。国際テロ組織アルカイダの同調者、海外にある外交官施設や商業活動に対する脅威、米国内の過激派が「将来のテロだ」と述べました。

 無人機攻撃についてオバマ氏はテロリスト掃討に「有効」と指摘。「国内法と国際法で米国はアルカイダや(アフガニスタン、パキスタンの反政府勢力)タリバン、その同調勢力と戦争状態にある」ので「合法だ」と主張しました。

 ただ「合法で有効だからといって、賢明で道義的とはいえない」として、▽アルカイダだけを対象とする▽拘束できる場合は拘束する▽米国民への脅威が切迫した場合に行う▽民間人を死傷させない―との基準を示しました。

 グアンタナモ収容所については、「そもそも利用すべきでなかった施設を閉鎖するのを議会が阻止する」ことに正当性はないと議会を批判。他国への送還が決まっている拘束者はできる限り移送すると表明しました。


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