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2013年5月20日(月)

きょうの潮流

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 日本共産党の書籍が韓国語に訳され、きょう韓国で出版されます。志位委員長の著書を訳したもので初の試みです。日本の植民地支配と侵略戦争を美化する発言が相次ぐなかで、反対を貫いてきた政党の姿を多くの人に知ってほしい▼1910年の「韓国併合」以来、35年間にもおよんだ帝国日本の野蛮な支配。その痛みや傷痕は、いまなお消えません。土地を奪われ、生きる糧をもとめて日本に渡ってきた大勢の韓国・朝鮮の人々。労働者不足を補うための強制連行もありました▼きつく、汚い、危険な職場で、奴隷のように働かされ、命を削ってきた家族。在日一世と呼ばれる人たちです。彼らは社会から疎外され、女性のほとんどは読み書きもできない暮らしがつづきました▼川崎市にある「ふれあい館」では、そのハルモニ(おばあさん)たちを中心に識字学級を開いてきました。名称は「ウリハッキョ」。韓国語で「みんなの学校」という意味だそうです▼読み書きや絵を学ぶ場をえた彼女たちの喜びが伝わる作品がいま、新宿の高麗(こうらい)博物館に展示されています。しっかりとした文字、野菜や魚、景色を色鮮やかに描写した個性あふれる絵―。一つ一つから、その人の人生が伝わってくるようです▼教えるボランティアも彼女たちから歴史を学ぶ共同学習者。相手を知ることでさらに交流が深まる。先の本の序文で志位さんもいいます。「未来にわたる日韓両国、両国民の友情は、過去に誠実に向き合うことによって、初めて可能になる」と。


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