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2013年5月15日(水)

インドと信頼醸成

シャリフ氏 米無人機に批判も

パキスタン

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 【ラホール(パキスタン東部)=安川崇】パキスタン総選挙で圧勝したパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)を率いるナワズ・シャリフ元首相は13日、自身が首相に選出された場合は「就任式にインドのシン首相を招待したい」と語り、隣国との信頼醸成に積極的な姿勢を示しました。米国による無人機攻撃については「主権への挑戦」と批判しつつ、米国との協力体制も維持すると述べました。

 ラホールであった外国メディアとの会見での発言として、現地紙が伝えました。

 総選挙(11日投票)の開票作業は続いていますが、ドーン紙によるとPML―Nは14日までに小選挙区272議席のうち126議席を確保し、第1党の地位を確実にしています。今後、女性枠と宗教少数派枠の計70議席が比例代表で各党に配分されます。

 シャリフ元首相は選挙の大勢判明を受け、インドのシン首相と電話で「長時間対話した」ことを紹介。首脳が互いに相手国を訪問することで一致したと語りました。シン首相は12日、「パキスタン新政権と、新たな2国間関係を描きたい」とする祝福メッセージを送っていました。

 米国の無人機攻撃についてシャリフ元首相は「私たちはこれを非常に深刻な問題だと考えている。米側と協議する」と語りました。

 一方、アフガニスタンの駐留外国戦闘部隊の撤退期限である2014年に向けては「米軍部隊の撤退を全面的に支援する」と強調。米国・パキスタン関係については「どちらか一方が懸念を持っているならばそれを解消し、協力を強化していくべきだ」と語りました。


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